友人と今週も十勝川に向かった。天気予報は悪くない。久しぶりに暖かい十勝を思い浮かべ走った。辺りが明るくなった頃、風が気になりだした。それでも釣りには問題無いと思っていた。
目的のポイントに着き、先に着いている友人に電話をした。かなり厳しいと言う。
仕度を済ませ、川に下りると、ため息が出るほど濁っていた。先週程増水はしていないが、茶色である。気持ちは完全に諦めていた。ラインを伸ばし2投目に良いサイズのアメマスがヒットした。意外と今日はいいかも?と思っていると、友人から釣れたと電話が入る。やはり今日は良い!!と思ったのはこの一瞬であった。
水温がかなり下がっているように感じた。魚は居ても、活性は極端に下がっていたようだ。ラインをアップにキャストしたいのだが、風で戻される。それでも風が止まった時にキャストをし、出来るだけ沈め、かけ上がり付近を丁寧にリトリーブしながら釣り下る。するともう一度アメマスに出会うことが出来た。厳しい状況であったので、嬉しい一尾であった。
友人と話し合い、利別の濁りがかわせる上流へ移動したが、そこも濁っていた。一応ラインを垂らすが、全くの無反応。駄目元で、朝のポイントへ戻る事にした。
帰り際に根掛りのように、ラインが止まった。ビーンとラインが鳴り、上流へ登って来る。上手くランディングして今日の釣りを終えた。
十勝本流は多分本格的な雪代が入っていると思われる。今回が春の十勝川ファイナルになりそうだ。